すぎっちのスマイルブログ

音楽が好き!札幌在住。『カラフル・スマイル』というライブを月に2〜3回開催しています。

【2017.5.27.作詞フェスに寄せて】

【作詞フェスに寄せて】
本日はソウルマーク・イフミー君の渾身の企画「作詞フェス vol.3」です。
このイベントは「オトキタ10周年企画」の第一弾として開催されるそう。
オトキタHPでこのフェスに関するインタビューが掲載されていて、とても興味深い内容なので、音楽が好きな方、ソングライターの方にはぜひ読んでいただきたいです。

http://www.otokita.jp/pc/?param=artist/details/808/interview

さて、私も少しずつ作詞をしていまして、世に出たものとしては、「カラフル・スマイル」のオープニングで歌っている「カラフル・スマイルのテーマ」、そして島みやえい子さんのラジオの歌詞募集コーナーに応募して採用され、CD化された「Remain」があります。

「Remain」に関してはこちらをご覧ください。
http://dreams2013.hatenablog.jp/entry/2017/05/19/171719

私が音楽を聴いてきた中で、特に印象に残る歌詞を書いた人を挙げたいと思います。
私はどちらかというと曲そのものやサウンドを中心に聴くほうなので、歌詞をいちばん重視しているわけではないのですが、そんな私にも非常に印象的な歌詞を書く人がいます。

まず、洋楽から、ジョン・レノンザ・ビートルズ)、スティング(ザ・ポリス)、ボノ(U2)の3人です。

ジョン・レノンの書いた曲の中でもっとも好きなのは「In My Life」です。
単なるラブソングではなく、自分の思い出の場所や人を織り交ぜた歌詞が素晴らしいです。
シンプルでありながら深みのあるこの歌詞をジョン・レノンが書いたのが24歳のときだそう。やっぱり天才ですね。
私もこんな歌詞を書きたいと思っています。

「In My Life」(ザ・ビートルズ)
https://youtu.be/-eCh3y5VROM

ジョン・レノンにはほかにも好きな歌詞の曲がたくさんあります。
例えば、「A Hard Day’s Night」
リンゴ・スターがなにげなく、「今日もきつい一日の、、、夜だ」と言った言葉をジョンが曲にしてしまったそうです。
ユーモアとキャッチーさがあって面白いですよね。

また、ジョンといえば「Imagine」が有名ですね。
こちらもシンプルな言葉を使いながら、深いテーマを扱っているところが素晴らしい。

スティングも好きなソングライターです。
大ヒットした「Every Breath You Take(見つめていたい)」は、シンプルで詩的な美しさを持った名曲です。

私がスティングの曲で好きなのは、彼が「孤独」とか「コミュニケーションの欠如」といったことをテーマに歌詞を書いていることです。
なかでも「Massage In A Bottle(孤独のメッセージ)」はすごいです。
最初、曲が好きで聴いていた私ですが、歌詞を読んでびっくりしてしまいました。
孤独というものをこんな風に詩的に表現できるなんて!
この曲も一見シンプルですが、とても深い歌詞です。ぜひ読んでみてほしいです。

(MVのクオリティが低くて残念、、、)

「Massage In A Bottle」(ザ・ポリス)
https://youtu.be/MbXWrmQW-OE

スティングの書いた曲では、技巧を凝らした歌詞の「King Of Pain」や、社会派のメッセージを込めた「Fragile」など、好きな曲がたくさんあります。
そういえば、スティングってミュージシャンになる前に国語の先生をやっていたことがあるんですよね。

そして、ボノ。
ボノの歌詞もシンプルで奥深い。
U2というとアイルランドの紛争を題材にした「Sunday Bloody Sunday」のような社会派の曲も多いですが、一方で、敬虔なクリスチャンとして書かれた曲もあります。
私がいちばん好きな曲は「I Still Haven’t Found What I’m Looking For(終わりなき旅)」
タイトルは「私が探しているものがまだ見つからない」という意味で、これがこの曲のテーマです。U2ドキュメンタリー映画『魂の叫び(Rattle and Hum)』では、アメリカの教会でゴスペル隊とともにこの曲を歌うのですが、素晴らしいです。
聖書的なメッセージが盛り込まれた曲ですが、それを知らなくても感動すると思います(私がこの曲をはじめて聴いたときは、まだクリスチャンではありませんでした)。

「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」(U2)
https://youtu.be/e3-5YC_oHjE

3人の偉大なソングライターを見てきましたが、共通するのは、シンプルかつ奥深い歌詞を書くこと、社会派のメッセージ・ソングを書くことでしょうか。

さて、邦楽に目を向けますと、私が思春期にもっとも影響を受けたのは、「BOφWY」です!
特に「氷室京介」の曲が好きです。
たとえば「わがままジュリエット」
日本のロックバンドで、こんなにスタイリッシュな曲をやったバンドはBOφWYがはじめてじゃないかと思います。
氷室は、BOφWY初期の頃は「モラル」のようなパンクっぽい反社会的な曲を書いていましたが、次第にビートに合わせた英語交じりのスタイリッシュな歌詞の書き方を確立させていきます。

正直、私は使われている英語の意味がよくわからなくて、辞書を引いて調べたりしました(それで少し大人になった気がしたり)。
今の若い人が聴いてどう思うのかわかりませんが、当時は画期的にかっこよかった。

「わがままジュリエット」(BOφWY)
https://youtu.be/2vyCE73FWWo

好きな曲はたくさんあるのですが、「B・Blue」や「JUSTY」のようなビートと歌詞がスタイリッシュに融合した曲が真骨頂ですね。
個人的にはBOφWYのラストシングルとなった「季節が君だけを変える」は、思い入れが強いです。
また、布袋寅泰が歌詞を書いた「Dreamin’」も大好きな曲です。

そして、「ELLEGARDEN」の細美武士(その後「the HIATUS」「MONOEYES」)が書く歌詞も大好きです。
最初に聴いたのは、「風の日」
シンプルながら、人の弱さを知っている人が書いた歌詞だなと感じました(この曲を教えてくれた人は、自分がいじめられていたときに聴いて勇気をもらった、と言っていました)。

ELLEGARDENの曲には英語詞も多いのですが、日本語詞も素晴らしいです。
私がいちばん好きな歌詞は「右手」です。これもシンプルながら奥深く、力強いメッセージが込められています。

「右手」(ELLEGARDEN)
https://youtu.be/Z_rSUquOeyE

こうしてみてくると、私はシンプルで奥深い歌詞が好きなようです。
また、日本語と英語がまざった歌詞も好きなようです(抵抗がない)。
私もいい歌詞が書けるように精進したいと思います。